月別アーカイブ: 2013年10月

ラテン語とギリシャ語における“mondo”と”cosmo”の意味

NHKラジオ講座でお馴染みの
マルコ・ビオンディ先生が語る

語の由来(1)

ラテン語とギリシャ語における“mondo”と”cosmo”の意味

「生命の宿るところ、また人間活動の場としての地球」という意味を持つmondo、悪魔や下劣で卑しい物事について述べるときに使う「汚い、不潔な、不純な」という意味のimmondo、野菜の食べられない部分など「不要な物を取り除いて、きれいにする」という意味を表すmondare、「ゴミ、汚れ」という意味のimmondizia。これらの単語には密接な関係があります。

この関係を理解するには「きれいな、純粋な、清潔な」という意味を表すmundusというラテン語にさかのぼって考えてみる必要があります。この言葉は13世紀から使われ始めたのですが、それは当時この「世界(mondo)」が清潔とは言えないまでも、神の叡智によってきちんと整理整頓されていると考えられていたからなのです。

イタリア語のmondoには文語的な形容詞として「きれいな、澄んだ、清潔な、整頓された」という意味もあります。

しかしながら、mondo (mundus)の最も古くて主要な意味は「宇宙とそれを構成するすべてのもの」です。 つまり、かつて古代ローマの作家エンニウスによってmundus caeli vastus(果てしなく広い天空)と詠まれたように、 mondo (mundus) は天体の集まりのことを指していたのです。ギリシャ語起源のcosmo(kòsmos)という語もこの意味を踏襲しています。第一義は「整頓」ですが、「飾り」という意味もあります。宇宙とは調和や美しさを表わす法則の集まりで、その調和や美しさというものは化粧をしたり着飾ったりする人が求めているものにも近いのです。(さらに、mundusもこれと同じように「装飾」という、いわば美に関する意味があります。)

したがって、kòsmosとは整頓された秩序ある世界のことで、混沌とした調和のないカオスと対照的なものです。ここから派生したのが「規則」「装飾」という意味のkòsmesis(イタリア語のcosmèsi、あるいはcosmeticaは顔や体の美しさをケアする技術のことを指します)と、形容詞のkòsmiosです。この形容詞は「整頓された」という意味を表しますが、「(市民として)この世に属している」という意味もあります。

普段、化粧をすることがいわばカオス(混沌)を整頓する行為だと思うことはないでしょう。でも、美しさとは人の顔においても秩序と調和を保つことなのです。

イタリア語ではcosmologia「宇宙論」、microcosmo「小宇宙」、cosmonauta「宇宙飛行士」、cosmopolita「国際人」など、cosmo-を組み合わせて作った語がたくさんあります。

つまり、私たちと宇宙の間には、私たちが想像しているよりもずっと奥深い繋がりがあるのです。

<つづく・・・>

Marco Biondi マルコ・ビオンディ
Donna romana che suona la cetra

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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声楽についての考察(1) オペラ歌手・声楽講師エミリアーノ・ブラーズィからのメッセージ

声楽についての考察(1) 声楽の基礎
~オペラ歌手・声楽講師エミリアーノ・ブラーズィからのメッセージ~


自分の体を意識すること

声楽を学ぶ生徒に足りないとよく思うことが一つあります。それは自分の体に耳を澄ませて、それを尊重してやるという姿勢です。声というものは自分の体から出てくるものです。本や先生の口から出るものではありませんし、オーケストラの指揮者が指揮棒を振ったからといって出てくるものでもありません。自分自身の持っている体からしか出すことができないのです。生徒たちにはこの体にたいする意識が足りないのです。たとえば、こういう風にすると喉が開く、ということがわかれば、そこから自分の声の響きがどのようなものであるのか理解できるようになるわけです。体がそれをはっきりと教えてくれるのですから。

多くの生徒は自分の体に耳を澄ませることが出来ず、またそれが出来ないことに気づいて驚きます。ある声を出すにはどうしたらいいのかを学んでいる時、それがとても上手に出せて、こんな声が出せるのかと自分で驚いたとしても、それを自分のものにして、技術として習得することが出来ないのです。

声楽を学ぶことは本質的に体、つまり歌手にとっての楽器に耳を澄ませることにほかなりません。ピアノ奏者ははじめから自分が引く楽器の音がわかっています。というのも、ピアノの音というのは(メーカーによって音の質や響き、華やかさが違っていたり、技術的・機械的な特徴があったりすることはあるかもしれませんが)どのピアノをとっても決まっていて、変わるものではありません。けれども歌手には最初から決まった音というのはないのです。これは自分で見つけるよりほかなく、それを見つけるのは自分自身の体を知らずしてはあり得ないのです。声が出てくるのはまさしく体からなのですから。

したがって、自分の声色は自分で探しださなくてはならないもので、先生が決めるものではないということを理解することが大切です。自分の体が自分の声色を教えてくれるはずです。私の瞳の色は茶色ですが、それなのに「私の瞳は青色です」などといえば、頭がおかしい人だと思われかねません。それと同じように「私はソプラノです」という歌手の体からメゾソプラノの声が出てきたならば、それは自分の能力を正しく評価していないことになり、声に無理を強いていることになるのです。それはいつか声をだめにしてしまうかもしれません。

声楽を真剣に学ぶことは、自分でないものになろうと取り組んだり、努力をすることではありません。自分に備わった声で最高の表現をすることに心を砕くことなのです。

<つづく・・・>

Emiliano Blasi エミリーノ・ブラーズィ
Emilino Blasi-2
 

 

 

 


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知ってましたか?Lo sapevi?

みなさん、ブォナセーラ(Buonasera)!
⇒ Buonaseraはイタリア語の挨拶で「こんばんは」の意味です。

イタリアでは飲食店の呼び方が色々ありますが、その違い知ってました?

Trattoria トラットリア  ⇒ 日本で言う、居酒屋さんや家庭的な料理が並ぶ大衆食堂で価格もお手頃。
Locanda ロカンダ ⇒ 居酒屋さんに近い感じだが、宿泊付。
Osteria オステリア ⇒ 大衆的なワインバー。とにかくワインがメインで、食べるものは少ない。エノテーカと違い、気軽にワインが楽しめる。(場所によってはトラットリアに近い)
Taverna タヴェルナ ⇒  オステリアやとトラットリアと殆ど違いはないが、道路の下(地下)に存在し、隠れ家的な場所。 もともとのランクとしては低い。
Bettola ベットラ ⇒ タヴェルナに近い、が地上にも存在する。 何がタヴェルナに近いかというと、ランクが低い事。ここではあまり詳しく話しませんが、そもそも、ネガティブなイメージ。

日本ではよく、本来の言葉の意味をきちんと理解されずにイタリア語が使われていることが多いですが、
本当の意味を知るのも大切ですよね^-^。

続きはまた今度、説明しますね。

それでは、皆さん Buona serataブォナセラータ)
→ イタリア語で「よい夜を」と言う意味で使います。 夜の別れ際での挨拶。
夜がだいぶ遅い時間であれば、日本語と同じように、「お休みなさい」とも言います。
イタリア語でBuonanotte (ブォナノッテ)

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バロック音楽・クリスマス・サロンコンサート

<バロック音楽 コンサート>
FIDES学院の声楽レッスンを担当しているオペラ歌手 エミリーノ・ブラーズィの
クリスマス・サロンコンサートを開催します♪♪♪

今回のテーマは「バロック音楽」
バロック音楽とは:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E9%9F%B3%E6%A5%BD

16世紀末から18世紀中ごろまでのヨーロッパ音楽で
西洋音楽の原点ともいえるバロックには、バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディなどの
偉大な作曲家たちが残した数々の素晴らしい作品があります。
その中から、今回はクリスマスにピッタリの曲をお贈りします。

心が洗われる音楽、浄化してくれる音楽、それはまさに癒しですね。
ヒーリングミュージックと言えるでしょう♪

バロック独特の音色や強弱、そして心に響いてくる低音の心地よいアジリタ。

12月4日(水)、四ツ谷でバロック音楽の歌声をお楽しみに。
限定30席という超贅沢なサロンコンサートです♪

バロックコンサート♪  四ツ谷・麹町(カフェアマルフィ 4F)
12月4日-Concerto-Emiliano Blasi

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歌に年齢は関係ない♪

宇都宮から新幹線に乗って四ツ谷まで・・・♪♪♪
今年の4月から声楽レッスンを始めた 大越久仁子さん。なんと73歳です。
しかも声楽だけでなく、同日にイタリア語のプライベートレッスンも受けられています。
週に1回、新幹線に乗って、宇都宮から通うという熱心さ!
大越さんがフィデス学院に通い始めたきっかけは、数年前から学習していたイタリア語を
さらに上達させるため、イタリア語のプライベートレッスンをとる為でした。
もともとNHKラジオ講座「みんなのイタリア語」で独学していた大越さんは、
その講座に出演していたマルコ・ビオンディ先生の大ファンでした。
そのマルコ先生とイタリア語をお勉強したい、ということでフィデスに来て下さったのです。
ただ、イタリア語だけの予定が、フィデスでは声楽を学べることも知ると、すぐに体験レッスンを希望され、
そこから、声楽レッスンが始めりました。
「私は歳だから・・・」と最初のうちは心配されていましたが、
声を出し始めたら、顔の表情が変わり、イキイキとして、全く年齢の事など気にならなくなりました。
そう、大越さんは歌を歌うことが大好きで、イタリアオペラのアリアを歌うことが夢でした。
心のどこかでいつも願っていた、アリアを歌いたい想いが、叶い始めたのです。
初めて声楽をきちんと学ぶ人にとって、決して簡単ではない発声トレーニングを一から一生懸命こなしながら、
長年歌うことを夢見てきたオペラ「トスカ」のアリア「歌に生き、愛に生き」を課題曲にしてお勉強しています。

レッスンに来ると、いつも私たちに言って下さることがあります。
「Con il maestro bravo, si impara verocemente e correttamente」
→ 「優秀な先生に習えば、正しく、早く学ぶことができる」


そして、もう一つ、
「歳だから、無駄にする時間はないのよ、せっかく何かを学ぶなら『本物』を学びたいわ。」

レッスンの質、効果、上達を最も大切にしているフィデス学院にとって何より嬉しい言葉です。
そして、「歳」は関係なく、どなたにも時間や努力を無駄にしてほしくない!と私たちはいつも考えます。

満足していただけるレッスンを提供すること、
それは、日々を幸せに過ごしてもらうことに直結します。

一人でも多くの方に、喜んでもらえるよう、引き続き頑張ります^^!

A presto ^-^/~~

「A presto」とは、「またね」「また今度」「また近いうちにね」という意味で、メッセージの最後や、人との別れ際に使うとっても役に立つ表現です。
Canto-1Canto-2

 

 

 

 

 

 

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名ソプラノ マリア・ドラゴーニ氏と共演!

Buongiorno a tutti! (ブォオンジョルノ ア トゥッティ)→イタリア語あいさつで「みなさん、こんにちは」

当学院で声楽レッスンを担当しているイタリア人オペラ歌手のエミリアーノ・ブラーズィが、
12月20日、イタリア ローマ近郊で開催される ヴェルディ生誕200年記念コンサート(ラツィオ州主催・パルマ王立歌劇場後援)に出演することが決まりました♪♪♪
共演者はなんと、あの名ソプラノ マリア・ドラゴーニ氏。日本ではあまり知られていませんが、
すごい実力・経歴の持ち主なんです。
彼女はイタリアで権威のある声楽コンクール「マリア・カラス国際オペラコンクール」にて1983年に優勝して以来、マリア・カラスの後継者と言われ続けてきました人です。 中でも、ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作曲「ノルマ」は彼女の右に出る者はいないとか。 ちなみに、少し前まで話題になっていた漫画から映画化された「テルマエ・ロマエ」のサントラにもアイーダの曲で登場してました♪
どんなコンサートになるのか今から楽しみです!また報告します!!

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声楽コンクールに出場、音楽院留学、オペラ歌手を目指す人、
プロで、現役で歌っているけど、もっとレベルを上げたい方。
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