声楽についての考察(4)
~オペラ歌手・エミリアーノ・ブラーズィからのメッセージ~
声の正しい出し方
20年間も歌っているプロの歌手でも、発声の基本的メカニズムを知らない人がいます。
「ア」という母音を出しながら簡単なスケール練習をすることで、正しい発声を理解することができます。「ア」は開母音ですから必然的に声をかぶせなければなりません。歌い手は声をかぶせ、マスケラに響かせることが出来なくては、喉で歌うことになってしまいます。そこで、いくつかの練習をすることで、基本的な3点を改善していきます。
1:喉の開き ここでアッポッジョされた声を感じることが出来ます。喉には息の支えをより明確に感じとれる筋肉があります。
2:アッポッジョ まさに喉を開かせるための筋肉があるのですが、多くの先生は「喉を開いて!」と言うわりに、どうやって開かせるのか教えてくれません。この筋肉を引き伸ばすことで、自然に喉は開くものなのです。
3:マスケラに響く声 喉の開きとアッポッジョのバランスを保つことで声は自然とマスケラに入っていくようになります。つまり、自然と頭の共鳴腔に響くのです。
この3点はそれぞれ密接に関連しています。オペラ歌手だけでなく、すべての歌い手が発声する上で知っておかなくてはなりません。これを学ぶ人はレッスンの途中で自分の声が変わっていくのがよくわかります。
この3点のほかに、呼吸も大事なポイントですが、それはまた別の機会に話すことにしましょう。
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